皆さんのページです
★和文英訳の練習
次の日本文を英訳し,訳したものをお送り下さい。 (e-mail:info@hachiojiess.com)
1. 秋茄子嫁に食わすな。(ことわざ)
2. やさしさが 走るこの街 この道路 (交通標語)
3. 犬も歩けば棒にあたる。(いろはカルタ)
翻訳文はここに掲示していきます。
★海外経験談 (旅行記)
海外旅行の魅力 (大澤裕一)
「もう帰ってきちゃったか。」
成田空港に飛行機が着くときにいつも発してしまう言葉だ。
最初の海外旅行は高校1年の時に家族で行ったサイパン島だった。
あの時のわくわく感は今でも忘れない。それと同時にローカルに自分の英語が通じなかったあの悔しさも忘れることはできない。
この旅行がきっかけとなって、自身の英語力を磨こうと決心し、海外旅行という新たな趣味を見つけたのだった。
サイパンへの旅行後、高校在学中は年に2回、家族でバリ島、バンコク、ペナン島、上海と旅した。バリ島なんて聞くとさぞ立派なリゾート地を思い浮かべるが、とんでもない田舎でカルチャーショックを受けた。と思えば、バンコクには高層ビル群が広がり、ここは本当にタイなのかと錯覚したこともあった。
ただ一つ言えることは「百聞は一見にしかず」ということ。行かずには語れないわけである。「パリって素敵だよね」とか「マニラってなんか怖いよね」なんて会話は自分で行って見てから語ってほしいと常々思う。イメージと実際では全く違うのだ。
大学進学後は、一人旅にはまり、世界中を旅した。また、勉強の成果もあってか、英会話には困らないレベルにまで上達した。今では英語でのやりとりは旅の楽しみの一つになった。
2011年12月現在、29回の海外旅行に出かけ、計23か国の地に足をつけた。学生生活最後の旅行はインドネシアの首都ジャカルタに決定した。航空券とホテルを自分で手配して行く完全な個人旅行スタイルである。パッケージツアーでは決して味わえない経験ができるため、私はもっぱらこの形態である。学生という身分ながら、こんなにも世界を旅できる環境に居られることを心から感謝している。
海外旅行には楽しい思い出とともにトラブルも付きものかもしれない。でもそれがまた旅の醍醐味。生きているうちにしか見て回ることができない。人生楽しまなきゃ損である。
来春からは東京都の英語教員になる予定である。簡単には休暇も取れず、旅はしばらくお預けとなるかもしれない。だが、これからもできることなら海外旅行を続け、様々な場所へ行きたいと思っている。シカゴ、バンクーバー、コペンハーゲン・・・。まだまだ行きたいところはいっぱいである。
さて今度はどんな旅にしようか。
海外旅行 (YM)
僕は旅行と旅は別物だと考えている。
旅行とは、親しい友人と一緒に楽しむものである。ツアーで手配し、面倒な手続きは旅行会社に任せてしまう。限られた時間で精一杯仲間と楽しむ。
旅とは、自分と世界の繋がりを感じるものである。航空券手配、旅程計画はもちろん、事前・事後学習もしっかり行う。これらにどれだけのこだわりを持てるかが、自分と世界の繋がりの深さを決定づける。今回は後者の旅についてお話したいと思う。
僕が旅をしようと思ったわけは主に2つ。1つ目は、中弛みした大学生活に危機を感じたため、何か自分に試練を与えたかったから。2つ目は、自分の周りにいる海外経験の豊富な面白い先輩方に憧れを感じたから。
このような理由から、大学1年の春、初めてシンガポール、マレーシア12日間の一人旅に出た。今でも、出発前日の不安な気持ちを覚えている。あまりにも不安で、飛行機内でCAとする会話でさえも何回も復唱した。あれこれしているうちに、シンガポールチャンギ空港に到着した。到着してすぐシンガポールに対して抱いていたイメージは見事に覆された。金融都市のシンガポールの姿がそこにはあった。
シンガポールにはひたすら魅了されるばかりであった。市の中心部にはクラーキーという運河があり、人々が優雅に夕食をとっていた。街を歩いていると、アラブ系、インド系、マレー系、中国系、欧米系など様々な民族の人が自分の視界に入ってきた。高層ビル群に囲まれている広場で、様々な肌の色の人が一緒になってチーム作りサッカーしていた。さらに、シンガポール国立大学の学生は日本とは比べ物にならないくらい、熱心に授業に取り組んでいた。何より、多くのシンガポール人から優しい声をかけてもらった。
一方でたくさんの悔しい思いもした。まず、電車のチケットの買い方が分からなかった。タクシーで相場以上の高いお金を請求されたが断れなかった。頼んでもいないのに怪しいマッサージ屋に連れて行かれた。予約していたはずのホテルがなぜか取り消されていた。韓国製品のシェアが東南アジアで圧倒的にシェアを伸ばしていることを知った。そして、今の自分には何もできないということを思い知った。
私はこの旅で多くの感動をしたし、また多くの悔しい思いもした。その感動を味わいたいという思いと、自分の課題を発見したいという思いが、次の旅へと駆り立てる。
目を通して頂きありがとうございました。
★海外経験談(旅行記)募集
日本語でも英語でも結構です、旅行記を書いてください。順次この箇所に載せてゆきたいと思います。(投稿先:info@hachiojiess.com)